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Iclone7でレンダリングをしてみる(IRAY) 後編

2019年6月25日

今回はレンダリングの設定をして、実際にレンダリングしてみたいと思います。

前回HDRIマップを設定したのですが、疑似背景なのでカメラの動きや位置によって、どうしても不自然な箇所が多々出てしまったもので、背景マップを無難なものへ変更しました。 当たり前のことですが、実際に制作作をする場合は、背景もしっかりと制作をした方が良さそうですね。 (手抜きはやっぱりダメですね… (=_=) )

そしてレンダリングはIRAYとなります。 IRAYプラグインは別途有償となってしまいます。

  • ①IBL用のマップを変更しました。 あわせてカメラワークの調整もしました。
  • ②IRAYレンダー「De-oise」「EliminateShadowArtifact」をONに。
  • ③「Max GI Bounces」は今回はデフォルト設定の「8」のままでやってみます。

影を地面に落とす場合は、「GroundPlane」などの設定もあるので、必要に応じて設定します。 今回はテストレンダリングなので、どちらでも良いかな~って感じです。 

設定が終わったレンダリング出力の準備に入ります。

◆メモ:《MIScene》とは? 

IRAYのレンダリング用データで、 Icloneを起動しなくてもIrayStandalone Rendererなどでレンダリング出来るようです。

  1. IRAYメニューバーにあるアイコンまたは「BackGroundRender」を押して「ExportSettings」を開きます。
  2. 保存ファイル名と保存先を指定。
  3. 背景を透過させたい場合はチェックをする。
  4. 出力の種類決めます。今回はMIデータだけ出力させるので 「SaveMIScene」を 選択。
  5. レンダリング画像サイズ指定。
  6. どのフレームからレンダリングするかの指定とフレームレート設定。

必須項目はこれくらいになるかと思います。 他細かな設定になるので、もっと慣れてからにしようと思います。

レンダリング設定後に「Export」を押して、 MIシーンデータを保存します。 これで IrayStandalone Renderer のみで画像のレンダリングが出来るようになりました。

  • IrayStandalone Renderer を開きます。 (左図)
  • 保存したMIシーンを読み込みます。
  • その下欄にレンダリング画像出力先指定。
  • 出力したい画像種類を選択。

以上設定して、レンダリングをスタートさせて、後は待つだけになるはず…だったんですが。  (Σ(゚д゚lll)ガーン

何か変だぞ?

⇩ レンダリング画像がおかしな事になっているんですが?

ん? どうした? これ…(*'ω'*) 
どうも「D-Noise」が関係してるような

IRAYレンダリングをすると時々左上のようなレンダリング画像になってしまいました。 最初は出力解像度の問題なのかな?と思っていたのですが、どうも違うようで、色々と試したところ「 D-Noise」 がどうも関係しているようで、 「 D-Noise」 にチェックをいれたままセーブをしたデータを改めて開いてレンダリングをするとこんな感じになってしまっていたので、 「 D-Noise」 のチェックボタンを一度OFFにして再度ONにしてからレンダリングをすると…あらま不思議、ちゃんとレンダリング出来ました?! (゜-゜)謎

「D-Noise」はNvidia のビデオボードでなければ問題ないかとは思いますが、もし同じ Nvidia 環境で同じような現象がおこったら試してみてください。(もしもなおらなかったら ( TДT)ゴメンヨー)

IRAYレンダリング画像(おまけ)

今回のテストレンダリングした動画になります。 ほぼデフォルト設定でのレンダリングとなるので、これから少しずつ検証したいですね。

レンダリング画像に簡単なBGMとブラー弱め+画像色合い調整(デフュージョン含)をしてみました。 テストレンダリングなので、今回はこんな感じでOKでしょうか。

次はもう少し長めの動画を制作してみたいと思っています。 背景などもしっかり設定したいですね。 では次回アップにてお目にかかりましょう!

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