iclone7とCharacter Creator がアップデートされました。
Iclone7.7アップデート https://www.reallusion.com/iclone/patchinfo.html
Character Creator 3.2アップデート https://www.reallusion.com/character-creator/update.html
デジタルヒューマンシェーダー https://www.reallusion.com/character-creator/digital-human-shader.html
また、新規プラグインで「Headshot」というのがリリースされたようです。 人物写真から Character Creator で3Dデータとして作成できるようなので、映画やゲームなどで俳優さんを使うような時は、3Dスキャンの手間が省けそうな便利なツールかも知れません。 顔のモーフィングにはかなり柔軟に対応出来そうです。
今回のアップデートで注目なのが、デジタルヒューマンシェーダーのようで、IRAYレンダリングではなく通常のレンダリングでも、人に関してはなかなかリアルな感じのレンダリング仕上がりになったようですので、早速レンダリングテストをしてみました。
Character Creator 3 のデフォルト画面ですが、キャラクターが変わりました。 当然ですが、デジタルヒューマンシェーダーを使用したキャラクターとなっているようです。
皮膚の感じはかなりリアルですね。 ん?と思ったのがTポーズじゃないという事です。 DAZStudioからインポートの際には、キャラクターをTポーズにしてインポートしていたのですが、今後はどうなるんでしょうか? DAZデータですとGenesis8は同じようなポーズがデフォルトとなっているので、今後はそのままインポートも出来るのかな?
いつものキャラクターでシェーダーを変更してみたいと思います。
PBR(シェーダー)で設定されているキャラクターデータを デジタルヒューマンシェーダー へ変換します。
①編集(MODIFY)のテクスチャー編集の箇所にシェーダー変更の項目がありますので、各スキンを全て「PBR」から「デジタルヒューマンシェーダー」へ変更します。
②シェーダーを変更すると、デジタルヒューマンシェーダーの設定項目が出てきますが、まだよく理解出来ていないので、とりあえず「Roughness」のみを引きつぐ設定としてみました。
③スキンを全て変更した後に、アップデートで追加されたライティングを試してみました。名称の頭に「DH」あるのが新規ライティングのようです。 微調整はしましたが、レンダリングをする前でも、質感や陰影などは以前よりかなり良い感じです。
④アップデートで目や歯のプリセットも追加されたようなので、試してみましたが、目などかなりリアルにはなるのですが、充血していてちょっと怖くなってしまったのですが、テクスチャーを修正する事で良くなりそうです。
⑤IRAYレンダリングではなく通常でのレンダリングですが、 IRAYとは違った感じで、なかなか良いのではないでしょうか。 レンダリングスピードもかなりはやいので、レンダリングでの時間短縮にもなりそうです。
⑥バックライトでのイメージとなります。 耳た手など サブサーフェイス・スキャタリング 効果で良い感じです。 デジタルヒューマンシェーダーには髪のシェーダーもあるようですが、このデータで使用すると良い結果が出なかったので、髪はそのままPBRでの設定となっています。 デジタルヒューマンシェーダーを髪の適用すれば、恐らく髪もリアルな感じになるのかも知れません。
デジタルヒューマンシェーダーに変換してデータで、IRAYレンダリングをしてみましたが、そのままではどうもダメっぽいですね。 調整をかければ良くなるのかも知れませんが、まだその辺りまで分からないので、今後色々といじってみたいと思います。 通常レンダリングでもライティング調整次第では、かなり良い感じの映像が出来そうなので、テスト的にアニメーションのレンダリングをしてみたいですね。
ここまでリアルになってくると、やはり関節箇所を曲げた際にパイプがつぶれたようになってしまう事が残念です。 モーフィングなどで解消出来るうようになると、凄く良くなるかと思うので、是非改善してもらいたいですね。