3曲目の制作にとりかかっていますが、今回は背景をUE4ではなくicloneで作成する事しました。 UE4ライブラリにイメージに近いものが無かったので、DAZStuidoデータの「Indian Bedroom 3」を使おうと思います。 静止画背景ならDAZStudio上でレンダリングして、カメラデータをFBX出力して、Icloneにカメラをインポートすれば恐らく簡単かとは思ったのですが、どうしても扉を開けたいカットもあり、一部アニメーションもさせてみたい箇所もあったので、部屋のデータをFBX出力してIcloneへデータ取り込みをする事にしました。
以前も同じ障害が出たのですが、DAZStudioとIcloneでは親子関係の持ち方(一部ですが)とテクスチャーデータの持ち方(通常のUVは問題ないですが)が異なるようで、今回はテクスチャーデータが一部おかしくなってしまったので、一度他の3DCGツールを介してテクスチャーデータの張り替えおかしな箇所は修正しました。 キャラクターはほぼ DAZStudio からのコンバートは問題ないのですが、衣類やオブジェクト関係はそのままコンバートして使う事が出来ない場合があるので、背景などはUE4を使用した方がお手軽かも知れません。
本題となりますが、今回はIclone上で背景をレンダリングするのですが、通常レンダリングですと背景はあまり質感が良く出ない感じなのでIRAYを使おうと思います。 キャラクターはデジタルヒューマンシェーダーなどアップデートされて、光源次第でかなり良くなっているのですが、背景やオブジェクト関係は言葉は悪いですが置き去りになってしまっている感が・・・。 恐らく背景などはUE4などを使ってねという意向なのかな?って思うところがあります。(個人の感想なので悪しからず)
ちょっと余談となりますが、最近「PRODUCT: PARTY PEOPLE COMBO」なる人をスキャンしたデータの販売もされているようですが、これってAXYZ社のAnimaと同じ方向に向かってるの?と思ってしまいました。 やはりReallusionさんが目指しているはリアル思考なんでしょうかね。
ちょっと話しがそれてしまいましたが、通常レンダリングとIRAYレンダリングの違いが分かるように画像を貼らせて頂きます。


比較してみるとかなり質感が違うのが分かります。 やはりIRAYレンダリングの方が良いですね。 ただ、Intel(R) Core(TM) i9-9900F環境でも30枚レンダリングするのに1日がかりでした・・・。 4~5分の動画を作成すると思うと個人レベルでは厳しそうです。 というかやりたくないですね (^_^;)
1点すごく気になったのが反射ですね。 鏡面部の反射ですが、通常レンダリングでは周囲のオブジェクトは反射部に映り込みされておらず環境マップのみ映り込みしていますが、IRAYレンダリングではしっかりと周囲のオブジェクトまで映り込みしています。 この違いは大きいですね。
IRAYレンダリングの方が質感など良いに決まってはいるのですが、レンダリング時間を考えるととても現実的ではないので、なるべく背景は静止画カットとして、キャラクターは別途通常レンダリングして編集合成が良さそうです。 演出カットで悩まされそうですが。

IRAYレンダリングですとこのような仕上がりになります。
引き続き制作過程など掲載出来たらと思っています。