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Iclone7でレンダリングをしてみる(IRAY) 前編

2019年6月24日

キャラクターにアニメーションをつけたので、実際にレンダリングをしてみたいと思います。 このままレンダリングしても、映像としてあまりにシンプル過ぎ?かとは思ったので、簡単な背景イメージとカメラワーク程度はつけてみようかと思います。 

レンダリングはIRAYでのレンダリング検証となりますので、予めご了承ください。 m(__)m

レンダリングの参考とさせてもらったチュートリアルは下記になっています。

Iray Render Plug-in Tutorial - Render Settings
Iray Render Plug-in Tutorial - Optimized Animation Rendering

ではレンダリング前準備に入ろうと思います。

ScanRoom05を選んでみました

今回はテストレンダリングとなるので、背景にはモデルデータを使用しないでHDRIマップをそのまま使用しようと思います。 コンテンツに既にいくつか使用出来る HDRIマップがありますので、その中から1つ選びました。

髪が眼鏡の内側に入ってしまっていますが、そのあたりはご愛嬌で…((+_+))

⇐HDRIマップをコンテンツから読み込みんで、カメラは新規で付けただけで、ほぼデフェルトでのIRAYでのレンダリング画像となります。  IBLライティングはされているので、今回はこのままでも十分な気がします。


カメラを置いただけでは視点が変わらず映像が単調になってしまうかと思ったので、簡単ではありますがカメラにも動きをつけてみました。 カメラに動きをつけただけでも多少メリハリはでるかとは思います。

また、キャラクターの視線も現状ではどこを見ているか分からないので、ターゲット設定をして、目線も動くようにしてみました。

キャラクターの視線がどこを見ているかわからないので…

キャラクターの視点をカメラにターゲットさせてみました。(キャプチャー画像怖いかと)

キャラクターの修正項目の中に「視線」というカテゴリがあるので、「カメラ目線」を選ぶとキャラクターがカメラを目で追うようになります。 どの程度カメラ目線になるかの設定も数値で調整出来るようです。 また、タイムライン上でキー打ちによって、カメラ目線の調整なども出来るみたいですね。 まだ細かな設定まではやっていないので、どの程度まで出来るかは検証必要かと思います。

また、別のターゲットを用意して、視線をそちらに向ける事も出来るようなので、ずっとカメラ目線というのも…と思ったので、今回は別のターゲットを設定してみました。

《左画像》使い方としてはあっているのかどうか分かりませんが、「BillBoard」というのがあったので、それにカメラのターゲットを設定しました。(Null的な使い方…?)

  • キャラクターの動きに合わせてカメラワークをつけます。
  • カメラの動きを見ながら、「BillBoard」の位置を動かししてキャラクターの目線を決めていきます。

カメラワークと目線の動きが決まったら、プレビューをしながら不自然な箇所の修正をします。 この時にキャラクターの手の動きも入れました。 

手のアニメーションに関してはチュートリアルがあるので、そちらを見てもらえたらと思います。

iClone 7.1 Tutorial - Timeline: Hand Gesture Clips and Motion Clips

モーションキャプチャーなどのデータで3Dキャラクターを動かす場合、手の動きがないと、どうしても人形っぽく不自然に見えてしまうかと思いますので、手を開いたり握ったりさせるだけでも動きを入れる事で緩和出来そうですね。 もちろん表情もあった方が良いと思いますが、今回は手の動きだけにしました。

さて、ここまで設定が出来たら後はレンダリングをしてみるだけです。

1点記載漏れしてしまいましたが、髪にもウェイトマップ処理を簡単に設定しました。 服が動いているのに、髪がカチカチで動いていないと変ですよね… (;´Д`)

次稿ではIRAYのレンダリング設定をして、実際にレンダリングをしてみたいと思います。

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